3歳になると体がしっかりしてきて、「平均体重と比べてうちの子は大丈夫かな」と心配になるパパやママも多いです。
この記事を読むと、次のことが分かります。
- 3歳児の平均体重とその範囲
- カウプ指数や成長曲線の見方
- 小児科に相談したほうがよいタイ
- 食事・睡眠・運動で気をつけたいこと
これらを知ることで、数字だけにとらわれずに安心して子どもの成長を見守る方法が分かります。
記事の流れは「発達の特徴」「男女別の体重表」「1年間の増え方」「カウプ指数の使い方(計算ツール付き)」「成長曲線のチェック」「小児科に相談すべきタイミング」「生活習慣の工夫」「まとめ」となっていて、順を追って疑問を解決できる内容です。根拠は公的な基準や小児科で用いられる指標にもとづいており、信頼できる情報です。

3歳児の発達の特徴と体重の考え方
3歳頃は乳児期のような急激な成長から少し落ち着き、体重の増加はゆるやかになります。生まれたときと比べると、体重はおよそ4倍まで成長します。走ったりジャンプしたりと体を大きく使った遊びが増える時期でもあります。数字だけにとらわれず、体力や食欲、生活リズムなどを総合的に見て判断することが大切です。
3歳児の体重早見表 男の子(月ごとの総合表)
男の子の「標準(目安)」「軽め」「重め」「カウプ指数の目安」を1つの表にまとめています。スマホでは横にスワイプしてご覧ください。
月齢 | 標準 | 軽め | 重め | カウプ指数の目安 |
---|---|---|---|---|
3歳0か月 | 14.0kg | 11.7kg | 17.4kg | 15.8 |
3歳1か月 | 14.1kg | 11.8kg | 17.6kg | 15.8 |
3歳2か月 | 14.2kg | 11.9kg | 17.7kg | 15.8 |
3歳3か月 | 14.2kg | 11.9kg | 17.8kg | 15.8 |
3歳4か月 | 14.3kg | 12.0kg | 17.9kg | 15.8 |
3歳5か月 | 14.4kg | 12.1kg | 18.1kg | 15.8 |
3歳6か月 | 14.5kg | 12.1kg | 18.2kg | 15.8 |
3歳7か月 | 14.6kg | 12.2kg | 18.3kg | 15.7 |
3歳8か月 | 14.7kg | 12.3kg | 18.4kg | 15.7 |
3歳9か月 | 14.8kg | 12.3kg | 18.6kg | 15.7 |
3歳10か月 | 14.8kg | 12.4kg | 18.7kg | 15.7 |
3歳11か月 | 14.9kg | 12.4kg | 18.8kg | 15.7 |
※月ごとの値は、3歳前半(3歳0〜5か月)と後半(3歳6〜11か月)の平均値を直線的に補間した目安です。実際の増え方には個人差や季節変動があります。
3歳児の体重早見表 女の子(月ごとの総合表)
女の子の「標準(目安)」「軽め」「重め」「カウプ指数の目安」を1つの表にまとめています。スマホでは横にスワイプしてご覧ください。
月齢 | 標準 | 軽め | 重め | カウプ指数の目安 |
---|---|---|---|---|
3歳0か月 | 13.6kg | 11.0kg | 16.8kg | 15.5 |
3歳1か月 | 13.7kg | 11.1kg | 16.9kg | 15.5 |
3歳2か月 | 13.8kg | 11.2kg | 17.0kg | 15.5 |
3歳3か月 | 13.9kg | 11.3kg | 17.2kg | 15.5 |
3歳4か月 | 14.0kg | 11.3kg | 17.3kg | 15.5 |
3歳5か月 | 14.1kg | 11.4kg | 17.4kg | 15.5 |
3歳6か月 | 14.2kg | 11.5kg | 17.6kg | 15.5 |
3歳7か月 | 14.3kg | 11.5kg | 17.7kg | 15.4 |
3歳8か月 | 14.3kg | 11.6kg | 17.8kg | 15.4 |
3歳9か月 | 14.5kg | 11.7kg | 18.0kg | 15.4 |
3歳10か月 | 14.5kg | 11.8kg | 18.1kg | 15.4 |
3歳11か月 | 14.6kg | 11.8kg | 18.3kg | 15.4 |
※月ごとの値は、3歳前半(3歳0〜5か月)と後半(3歳6〜11か月)の平均値を直線的に補間した目安です。実際の増え方には個人差や季節変動があります。
同じ年齢でも3〜4kgの差があるのは普通です。他の子と比べすぎず、その子のカーブに沿っているかを重視しましょう。
1年間でどれくらい増えるかの目安
3歳から4歳にかけての1年間で増える体重は、男の子で約1.8kg、女の子で約2.0kgが目安です。短期間で増減があっても、長期的に見て右肩上がりであれば問題はありません。体重が増えない時期もあれば、急に伸びる時期もあります。
カウプ指数で体格のバランスを確認(計算ツール付き)
カウプ指数は幼児期の体格バランスを見る指標です。計算方法は「体重(g)÷身長(cm)²×10」です(同じ式は 体重(kg)×10,000 ÷ 身長(cm)² と表せます)。
- 目安の見方(5段階)
- 痩せ:15.0未満
- やや痩せ:15.0〜15.4
- 標準:15.5〜17.9
- やや肥満:18.0〜18.9
- 肥満:19.0以上
例:身長95cm・体重14.5kgの場合 → 14.5×10,000 ÷ 95² ≒ 16.0(標準)です。
カウプ指数 計算ツール(身長・体重から自動計算)
計算式:体重(kg)×10,000 ÷ 身長(cm)²
判定基準(目安):
痩せ < 15.0 / やや痩せ 15.0〜15.4 / 標準 15.5〜17.9 / やや肥満 18.0〜18.9 / 肥満 ≥ 19.0
成長曲線のチェックポイント
母子手帳の成長曲線は、お子さまの成長を長期的に確認するのに役立ちます。
- 定期的に身長・体重を記録し、カーブに沿って増えているか確認します。
- 数か月体重がほとんど増えない、または曲線から大きく外れている場合は小児科に相談します。
- 他の子と比較するよりも、その子なりのカーブに沿っているかを重視します。
小児科に相談すべきタイミング
お子さまの体重が気になるとき、次のような場合は小児科に相談することをおすすめします。
- 3か月以上ほとんど体重に変化がないとき
- 成長曲線から大きく外れているとき
- 食欲が極端に落ちている、または過食が続いているとき
- 体調不良が長引き、体重減少を伴っているとき
受診の際は、母子手帳、直近の体重・身長の記録、食事や睡眠のメモがあると診察がスムーズです。
体重管理で大切な生活習慣
体重の増え方は生活習慣の影響も大きいです。以下のポイントを意識しましょう。
- 毎日の食事は規則正しく、栄養バランスを大切にします。
- 好き嫌いがあっても、少しずついろいろな食材に慣れる工夫をします。
- 十分な睡眠を確保し、就寝と起床の時刻をそろえます。
- 外遊びなど体を動かす時間をとり、無理のない運動習慣を続けます。
- 体重測定は同じ時間帯・似た服装で行い、変化を見やすくします。

FAQ
Q1. 3歳の平均体重や身長はどれくらい?
目安は本文の「平均表」に男女別でまとめています。体重はあくまで目安なので、半年〜1年の成長の流れもあわせて見ると安心です。
Q2. 平均より軽い/重いときは心配すべき?
まずは本文の「カウプ指数チェック」で現状の目安を確認してみましょう。判定はあくまで目安です。気になる状態が続くときは小児科で相談を。
Q3. 食べる量が少ない・偏りが気になる…どうしたら?
1日ではなく1週間くらいの単位でトータルを見ると気持ちがラクです。小さめの器・一口サイズ・楽しい雰囲気作りなど、できることからでOK。
Q4. 家での身長・体重の測り方のコツは?
同じ時間帯(朝など)・薄着・トイレ後など条件をそろえるとブレにくくなります。体重計は同じ場所で、身長はかかとをそろえてまっすぐ立って計測を。
Q5. 受診や相談の目安はありますか?
元気や食欲が落ちた状態が続く、成長曲線が大きく上下する、カウプ指数の端の判定が続く…など不安があれば、かかりつけ小児科や保健センターに相談しましょう。
まとめ
3歳児の平均体重は、男の子でおよそ14〜15kg、女の子でおよそ13〜14kgが目安です。ただし個人差は大きく、平均より重くても軽くても心配しすぎる必要はありません。大切なのは、成長曲線に沿って体重が増えているかどうかです。
カウプ指数を活用して体格のバランスを確認し、食事・睡眠・運動の生活習慣を整えていきます。数か月体重に変化がない、成長曲線から外れている、食欲が極端に変化しているといった場合には、小児科に相談しましょう。
お子さま一人ひとりのペースを大切にしながら、安心して成長を見守っていきましょう。
本記事の情報について
本記事の内容は、2025年9月時点の日本の公的資料・専門学会資料をもとに作成しています。お子さんの発育には大きな個人差があり、単回の数値よりも成長曲線上での推移(カーブに沿っているか)を重視してください。基準や数値は今後の調査更新・改訂により変更される可能性があります。
測定と見方のポイント
- 同じ条件で測定(できれば同じ時間帯・裸足・軽装・排尿後など)を心がける。
- 母子健康手帳などの成長曲線に身長・体重をプロットし、数か月スパンで推移を確認する。
- -2SD(2標準偏差)未満や、カーブからの大きな乖離が続く場合は、小児科または小児内分泌の専門医に相談を。
カウプ指数(3〜5歳の目安)
カウプ指数(Kaup Index)は乳幼児向けの体格指標で、計算式:体重(kg) ÷ 身長(m)2 です。以下は3〜5歳の目安です(資料により呼称や閾値の刻みが異なる場合があります)。
判定 | 目安(3〜5歳) |
---|---|
痩せ | 13.5 未満 |
やや痩せ | 13.5 〜 14.4 |
標準 | 14.5 〜 16.5 |
やや肥満 | 16.6 〜 17.9 |
肥満 | 18.0 以上 |
※最終判断は成長曲線での位置(パーセンタイル)や医師の評価を優先してください。
出典・参考リンク
- 日本小児内分泌学会|成長評価用チャート(身長・体重・BMIパーセンタイル)
- 厚生労働省|乳幼児身体発育調査(概要)
- 国立保健医療科学院|乳幼児身体発育 評価マニュアル(BMI=カウプ指数の留意点)
- CASIO 高精度計算サイト|子供の肥満(カウプ指数の計算式)
- マイナビ看護師|カウプ指数の基準(年齢別目安)
※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療を行うものではありません。気になる症状や大きな乖離がある場合は、母子健康手帳の記録を持参のうえ医療機関にご相談ください。
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